一晩で使いきりの身体

ほんのりブラックな労働環境に耐えながら自己ベスト更新を目指すスイマーの日記です。

腰の痛みと過去の失敗

腰の痛みが続きます…。

 

 

椎間板ヘルニアで現役を退いているので、腰の痛みには人一倍慎重になります。

 

 

腰痛の原因と、解決策については、当時数えきれないほど書籍や記事を読み漁りましたが、当時の私の痛みを解決してくれるものはありませんでした。

 

 

私の腰痛がなくなり、また泳ごうと思えるまでで、一番効果的だった治療は「なにもしない」ことでした。

 

 

1年程一切トレーニングをやめたら、ある日突然嘘のように腰の痛みがなくなっていたのです。

 

 

腰痛の原因として、「体幹部の筋力」や「大腿部の硬さ」、「姿勢」などが挙げられることが多いかと思います。

 

 

原因としては間違っていないと思うのですが、それはあくまで原因であって、現に痛みが発生している時に対処すべきことではないのです。

 

 

痛みがあるうちは、まず痛みがなくなるまでは治療に専念し、痛いと感じる動きをしない。

そして、痛みがなくなったら、痛みの原因となった因子を取り除くことが重要であると考えています。

 

 

水泳界の格言として、「1日休むと戻るのに3日かかる」と言われることがあります。

この言葉が正しいのであれば、現在週3回しか練習していない私は、永遠に成長できないということになります。

 

 

腰が癒えてからトレーニングを再開した私は、再開当時から毎年タイムが上がっていますので、この格言は全くの嘘であると分かります。

 

 

現役という限られた時間の中で結果を出そうと考えると、練習をしていないと焦りを感じることは分かります。

 

 

しかし、タイムアップするために必要なことは、練習することだけではありません。

練習ができないときほど、焦らず、思いきって長期に休んだ方がいい結果になると私は考えています。

 

 

あくまで、私の体験に基づく意見なので、参考までにとどめていただきたいですが、ケガに苦しむ選手が一人でもいなくなれば幸いです。